心のガス抜き

働き方改革だとか、ゆとり教育だとか言っても、私たちの生活はまだまだストレスにあふれています。

ストレスが一概に悪いというわけではありません。締め切りや上司からの圧力は、仕事を効率的に達成するためのモチベーションになることもあります。圧力鍋が、鍋の中の圧力を意図的に高めることにより、料理のプロセスを早めるというのと同じですね。

でも、圧力鍋が圧力をドンドン増していけばどうなるでしょうか?圧を増せば増すほど料理の効率が良くなるわけではありません。それどころか逆に大爆発を起こしてしまいます。私たちの心も同じです。溜まりすぎたストレスは、不眠症や不安障害、はたまたうつ病などなど、心の崩壊を引き起こしてしまいます。なので、圧力鍋に過剰な圧を抜くための弁があるように、私たちにもガス抜き弁が必要になってきます。

心のガス抜きをするには、深呼吸、マインドフルネス瞑想、運動、友達とダベる、お気に入りの趣味を楽しむなどが効果的です。ぼーっと携帯をいじり続けるのは、無駄に時間が過ぎるばかりなので、ガス抜きとしては効率的では無いかもしれません。

ストレス圧に慣れてしまうと、いつガス抜きをして良いかわからなくなってしまうこともあります。そんな時にはまず、仕事や学校からの帰宅直後に5−10分ほど、意図的にガス抜き(まずは散歩に行くとか、トイレに5分こもって瞑想をするなど)をしてみてください。というのも、仕事や学校にいる間は知らず知らずに、心の中の圧が溜まっていることが多いからです。学校から帰ってきたばかりの子供に、“まずは宿題しなさい!”と言うのではなく、ひとまずガス抜きをさせてあげるとより効率良く勉強ができるかもしれませんね。

ストレスはもはや日常生活の一部ですが、放っておくと大変なことになってしまいます。なので、日頃から心のガス抜きを意識的に行い、ストレス圧を味方につけた生活を送りたいですね。

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