不眠症って何?

不眠はなかなか辛いものです。良く寝れなかった次の日は、頭はぼーっとするし、体は重いし、なんとなくイライラするしと、なんだか憂鬱な日を送る羽目になってしまいます。でもまあ、誰にでもそんな日はあるものですし、不眠を経験すること自体はそれほど珍しいことではありません。

しかし、その「不眠」が「不眠症」になってしまうと、もう正式な病気であり、心身に色々な問題を引き起こしてしまいます。では、この「不眠症」とは一体なんなのでしょうか?

不眠症の定義
1. 不眠症には次の3つのタイプがあります。
- 「入眠障害」寝付くのに30分以上かかってしまう「入眠障害」
- 「中途覚醒」夜中に何度も目が覚め、また寝付くのに30分以上かかってしまう
- 「早朝覚醒」予定よりもかなり早く起きてしまう
2. この3つのいずれかが週に3回以上あり、それが3ヶ月以上続く。
3. 睡眠不足により、生活に支障が出るほど体がだるく、頭が働かない

不眠症の原因・影響
不眠症の原因にはストレスや体調不良など、色々ありますが、うつ病や不安障害などの精神疾患、または、心疾患や胃腸の問題なども不眠症を引き起こすことがあります。そしてやっかいなのが、逆に不眠症が精神疾患、または糖尿病や肥満などの健康問題のリスクをあげることがわかっています。

不眠症は、心身の健康を害するだけでなく、生活の質を大幅に下げてしまいます。睡眠の質が低い日が続いているなと感じるのであれば、睡眠の質の改善のために色々試してみてもよいかもしれませんね。もし、不眠症まで進行しているなと思うのであれば、原因を特定し適切な治療を受けるために、専門家に相談してみてください。

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