一年を振り返る

年末が近づくと「今年は何も達成できなかった」と自己否定的になったり、来年への不安を感じたりする方が増えるのを臨床の現場でも実感します。この時期だからこそ、自分を見つめ直す良い機会として、一年の振り返り方を工夫してみましょう。

「ポジティブな振り返り」のための3つの方法
1. 小さな成功体験を書き出してみる
今年の出来事を振り返り、「よくがんばったな」と感じる場面を3つ以上見つけてみましょう。仕事で困難を乗り越えた経験や、友人との何気ない会話で得た気づき、新しい習慣を続けられた期間など、些細なことでも構いません。これらの経験を具体的に書き出すことで、自己肯定感が高まります。
2. 感謝の気持ちを整理する
今年出会った人々や経験に対する「ありがとう」を考えてみましょう。支えてくれた家族や同僚、励ましてくれた友人、気づきを与えてくれた本や映画など。
3. 来年への期待を現実的に描く
「来年こそは」と大きな目標を立てるのではなく、今年の経験を活かして実現可能な小さな一歩を考えてみましょう。具体的で実現可能な目標設定が、持続的な変化への鍵となります。

一年の振り返りは、自分を責めるためではなく、これまでの歩みを認め、これからの道筋を優しく照らすためのものです。今年の経験を糧に、来年もあなたらしい歩みを続けていきましょう!

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